「勅使參向〜平成十六年秋季例大祭〜」
秋が來た。しばらく御無沙汰してゐた靖國神社。
時間がとれたので、足早に訪れる。
秋晴れの下で、眩しいばかりの光の中で、この瞬間を待ちわびてゐた人びとがどこからともなくあつまつてくる。
秋季例大祭。
春のような華やかさはないけれども、靖國にとつて重要な日を迎へる。
平成十六年十月十八日。わずかな時間のなかで私は、知つた顔をしつつ境内に佇む。
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午前九時五十分。
爽快なる秋晴れの下で、堂々たる社殿に拝す。 |
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午前九時五十二分。
斎館の前で靖國神社神職が勅使参向前の準備を執り行ふ |
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午前九時57分。
靖國神社神職が社殿に向かつて歩む。 |
社殿前
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十時九分。
賽錢箱の移動と掃き清め。 |
十時十二分。勅使が御車で参向 |
そのまま斎館へ |
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十時三十分。いよいよ準備が整ふ
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天皇陛下の御幣物を捧げる |
參道を進む勅使 |
拝殿到着。そのまま本殿昇殿へ
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十時三十五分
御幣物が供へられ、、御祭文が奏上される |
十時四十五分。秋晴れの下で、直立不動 |
勅使がお戻りになられます |
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十時五十五分。
昇殿から二十分間、延々と待つてゐました |
お疲れ様です |
そのまま斎館へ |
十時五十七分。待ちわびてゐた人々が拝殿へ |
それにしても、すつきりと晴れました |
十一時六分。御車にてお帰りです |
御門が眩しい神門 |
九時五十分から十一時十分まで。私は靖國にゐた。
當然に、時間が許せばまだまだ居たいところであれど、午後からは仕事。慌てて駅に戻る私は、あひかはらずにせはしなかつた。
勅使が參向されてゐた、わずかな時間。すべての感覚がのんびりとながれてをり、思はずそのまま茫然とする。勅使がお帰りになり、そんな氣配から開放され急に慌てる私。
そんな私の行動は、われながらにバカバカしい。なぜにもつとゆつくり出來ないのか、と反問しつつ仕事場に向かふ。
兎にも角にも、勅使參向。靖國神社関連サイト管理人としては、時間があれば、やはり立會ふべきなのだらう。最近の私の行動にはムリが多いが、それでも「神社趣味」の原点にやはり靖國神社があるのだから。
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