* 掲載はほぼ「一の宮格」−「延喜式内格」−「明治社格」の順番。しかしほぼ順不同で意味はありません。
* ただし神社名の後数字が「2」以降の複数掲載神社はその限りではありません。
* 神社の所在住所は参拝時の行政区分によります。ただし、修正している場合もあり。
一の宮について一言
* 一の宮とは平安中期頃から徐々に整っていった制。各国に総社・一の宮・二の宮という社格が定められた。
* 国司は任地に赴くと、まず吉日を選んで、その国の主要な神社を参拝する。それらの詣でる神社が「一の宮」以下に序列され、国府の近くに合祀した神社を「総社」としている。
* 基本的に一の宮は不動のものではなく、時代によって神社が変化している。ゆえに「一の宮」も複数存在している。
* とくに延喜式格式とは関係なく国府に近いところから「一の宮」「二の宮」と制定される例もある(武蔵国や尾張国など)
* 鎌倉以降は一国一社の八幡社が制定され「総社八幡」とされる総社もある。
延喜式内社について一言
* いわゆる「延喜式内社」とは『延喜式巻9・10』「神名帳上下巻」(927年撰進・967年施行)に記載されている神社のこという。
* 延喜式内社として3132座2861社が掲載。うち官幣の大社が304座、小社433座。国幣の大社が188座、小社が2207座、名神社306座。
* 延喜式内社に関しての詳細な説明は後日。
* 本サイトでは細かい話を抜きにして、「大社」「小社」の二つに分ける。ただし数説ある神社は「論社」とする。
明治社格について一言
* 明治4年(1871)に制定された神社の格式。昭和20年に廃止されたが、現在でも神社の格をあらわすのに活用されている。
* 社格序列は「官幣大社・中社・小社」「別格官幣社(官幣小社と同列)」「国幣大社・中社・小社」「府県社」「郷社」「村社」「無格社」の順序となる。
* 本サイトでは「官大・官中・官小・別格・国大・国中・国小」と略称。また「内務」とは内務大臣指定護國神社(県社相当)を意味する。