横浜に係留されてきた往年の名船「氷川丸」。その一般公開45年が幕引きされる時が迫っている。
筆者注
その後、日本郵船によって整備され、平成20年4月より一般公開復活
日本郵船歴史博物館 日本郵船氷川丸 http://www.nyk.com/rekishi/exhibitions/hikawa.htm
氷川丸。
もとは日本郵船の社船。
三菱横浜造船所において建造され、1930年(昭和5)年4月25日に竣工。
「氷川丸」の船名は、氷川神社による。
「北太平洋の女王」として北米航路の花形として君臨。
1932年(昭和7年)に、喜劇王チャーリー・チャップリン氏乗船。
1937年(昭和12年)に、秩父宮両殿下が、横浜港まで乗船。
1941年(昭和16年)、太平洋戦争勃発とともに日本海軍に徴用。
主として南太平洋海域において、病院船として活躍。
1945年の終戦まで沈没することなく活躍し終戦後も、復員輸送に従事。
1953年(昭和28年)には、再び改装工事が行われ、太平洋を横断する唯一の本格的客船としてシアトル航路に復帰。
1960年(昭和35年)10月、現役生活を引退。
1961年(昭和36年)に横浜港・山下公園に係留。
そして
2006年12月25日をもって、その一般に公開されてきた営業が終了されてしまう。
戦前から就航し戦中を生き延びたその貴重な歴史の証言者。
その姿を、見ておかねば後悔することが目に見えていた。
そんなわけで雨の降る中、ようやく出来た時間で横浜に赴く。
氷川丸
マリンタワーから見た氷川丸
山下公園から赤レンガに向かう船からみた氷川丸
『操舵室』
そこに氷川丸艦内神社が鎮座している。
艦橋の操舵室後方に神棚があります |
氷川丸の安全を見守ってきた氷川神社御分霊の神棚 |
私は氷川丸船内の氷川神社に拝するためにわざわざ脚を運んだのだ |
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氷川丸船内の階段の手すり。そこには「氷川神社の神紋」がデザインされていた |
日本郵船 氷川丸 一般公開情報は公式サイトをご参照ください
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