「武蔵の古社〜古尾谷八幡神社〜」
<平成17年3月>
「古尾谷八幡神社」
「古尾谷八幡神社」<県社・ふるおや八幡神社>
(埼玉県川越市古谷本郷鎮座・埼玉県指定文化財)
祭神
品陀和気命・息長帯姫命・比売神
天長年間に延暦寺第三代座主円仁(慈覚大師)が詔を奉じて仏法を東国に広めた際に、この地に「灌頂院」を建立。その後、貞観四年(863)に円仁が再び訪れた際に古尾谷が石清水の社領であったために男山石清水八幡から分霊を勧請したことにはじまるという。
天正5年(1577)に小田原北条氏政の命によって古谷城主中筑後守資信が社殿を造営。本殿は現存し、旧本殿として埼玉県指定文化財に指定。
天保年間に別当の灌頂院が火災にあい、隣接していた当社も炎上。古記録類はその際に焼失してしまったという。
享保7年(1722)に社殿再建。本弊拝殿は埼玉県指定文化財に指定。
古尾谷八幡神社、境内地遠望 |
正面 |
参道 |
参道 |
拝殿 |
拝殿 |
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左
本殿
社殿は埼玉県指定文化財 |
旧本殿<埼玉県指定文化財>奧は現本殿 |
旧本殿 |
この日は家から自転車で飛び出して、大井町と上福岡市の神社を経由して、体力に余裕があったから北上して参拝。・・・家から川越まで自転車で行ったのもはじめて、というか往復巡回で約30キロほど走ったのですが。
拝殿前はゲートボール会場。ほほえましい神社らしい光景。鎮座地域はこじんまりとした「集落」で、田園風景がひろがる。そんな集落には多き過ぎるような神社と寺院(灌頂院)が並立している。勿体ないぐらいにうらやましい気配。
時々、社地脇の線路に賑やかに埼京線が通過する位か。後方は荒川。豊かな田園地帯であることも窺える。
ゲートボール中のご老体の邪魔なような気もするが、私は私。しばらく境内を楽しむ。
参考
各神社由緒案内等
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