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「小湊鐵道沿線の古社詣で」
<平成17年8月参拝・8月記載>


目次
高滝神社」/「戸隠神社


千葉県の五井駅からローカルな鉄道が走っている。
小湊鐵道。
沿線は長閑で、のんびり。夏のある日、鉄道趣味な知人ともに乗りに行く。私は沿線の神社にお立ち寄り。鉄道好きでもある神社マニアは、その点抜かりはないのだ。
ただ、鉄道のみが目的の知人の楽しみを邪魔にしない程度に控えめにしておくのだが。


「高滝神社」(県社・加茂明神)
<千葉県市原市高滝鎮座>

祭神
瓊瓊杵尊・玉依姫命・別雷神

天武天皇元年に高滝の神号を賜ったと伝えられる古社。承安年間に山城国加茂社の分霊を合祀したとされる。
明治4年郷社列格。明治13年12月に県社昇格。社名を「高滝」に復した。
現存の社殿は享保12年再建、末社社殿は文化9年と伝えられる。

高滝神社
高滝神社
高滝神社
境内
高滝神社
拝殿
高滝神社
社殿
高滝神社
本殿
高滝神社
摂末社と本殿

小湊鐵道の高滝駅を降りて、東に300メートルほど歩くと目の前には高滝湖が広がり、その湖に面する高台に神社が鎮座している。今でこそ静かな湖に面した水神の様相を示しているが、もともとは「高滝」という名が相応しい景観だったのかもしれない。社殿も湖に向かって東面している。
非常に清清しく、気分が良くなる。目の前に広がる湖面と、青々しい木々。照りつける日差し。夏の神社もなかなか良いものだ。そんな照りつける日差しも、参道に足を踏み込めば、やさしげな木漏れ日となって神社を包んでいてくれる。下がる体感温度と、安堵感に心を和ませて参拝。



「戸隠神社」(上総国総社)
<千葉県市原市惣社>

祭神
天手力雄命

由緒由来は不明。鎮座地周辺には「国分寺」が確認されており、当地の地名は上総国惣社が所在していたことにちなむ。現在は戸隠神社が総社を呼称。集落に鎮座していた神社が、あるときに現在地の高台に遷座したともされる。

戸隠神社
戸隠神社遠望
戸隠神社
参道
戸隠神社
社殿
戸隠神社
拝殿
戸隠神社
境内の富士塚
戸隠神社
裏参道

夕方。小湊鐵道を撮る知人とわかれて私は神社に向かう。
上総村上駅から道は一直線。いやでも目の前の「高台」に神社が鎮座している、と直感する気配。駅からは東に約600メートル。夕方の日差しは、なかなか辛いのだ。
集落の中で、ひときわ目立つ高台の中に神社が鎮座している。
上総国の総社とされる古社。しかし今は「戸隠神社」。そこに総社時代の面影感じるのはなかなか難しいが、地図を見れば「国分寺」のすぐ隣。いやがおうにも「総社」としての立地は抜群であった。


参考文献
案内看板、由緒書き等。
神社辞典・東京堂出版
角川日本地名大辞典・12 千葉県


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