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「臨海の風変わりな神社」<平成18年2月参拝(芝大神宮は平成15年)>


アクアシティお台場神社」「芝大神宮」「ズームイン!!汐留神社」「日比谷神社」「烏森神社


「アクアシティお台場神社」     
<東京都港区台場1-7-1 アクアシティお台場7F アクアガーデン内 鎮座>

祭神
天照大御神・豊受大神

芝大神宮を分霊し奉斎。創建時期は未確認。
2003〜2004年ごろに仮設状態でイベント広場に鎮座していたのが、いつのころからか常置されるようになったとか?
アクアシティお台場の7階屋上に鎮座。お台場含む臨海エリアで初めて一般の方が参拝できる神社にして、お台場地区で唯一の神社。

神社
アクアシティお台場のエスカレータの鳥居が出現
神社
ホールにはおみくじ場もある
神社
このミスマッチな状態をなんと感じる?
神社
清清しい青空の下に朱の社殿と近代建築が融合
神社
アクアシティお台場神社
神社
フジテレビの球体すらも神々しい・・・
神社
社地からレインボーブリッジをながめる。
東京湾に面する風光明媚な鎮座地
神社
アクアシティお台場神社は北西を向いている。
その先には本源の芝大神宮。
単純にレインボーブリッジ方向の海際に向いているだけではないのだ。

お台場に行く用事があった。
そういえばお台場に唯一の神社があったよなあ、と思いだして、アクアシティに寄り道。確かに神社はあった。
エスカレータでいきなり鳥居があらわれて、7階に到着すれば「おみくじ」があって、屋上に出てみれば「神社」があった。
なんか愉快な気持ちにさせてくれる。
社殿は北西を向いている。単純に言えば「レインボーブリッジ」の臨海に面しているといえるわけだが、さらに先をみれば「芝大神宮」が鎮座している地に向いている別でもある。
もしかして当社は、真面目なのかもしれない。
社頭にはお稲荷さんがいる。なぜお稲荷さんなのか、興味ひかれるところ。
(某氏のブログで理由を見たような気もするが、忘れてしまった・・・)
そして社殿後方には、フジテレビの球体を背負っている。いろいろな意味で、興味深い神社。たまにはこういう神社も良いだろう。


アクアシティお台場神社の本源神社
「芝大神宮」     
(府社・准勅祭社・港区芝大門鎮座)

祭神:天照皇大御神・豊受大神
相殿:源頼朝公・徳川家康公
ほか16柱を合祀

 芝大神宮は伊勢神宮の天照大神(内宮)と豊受大神(外宮)の二柱を主祭神として祀り、
第66代一条天皇の寛弘2年(1005)の創建という。
創建当初の鎮座地は飯倉山(現在の芝公園丸山)。
慶長年間(1596−1615)に現在地に遷座。関東のお伊勢様(芝神明社)としてはもっとも古い部類の神社。
 明治期に准勅祭社に命ぜられ、社格は府社。

神社
写真は2003年10月のものです
神社
芝大神宮

今回は参拝していませんが、芝大神宮。こちらは由緒正しい神宮遙拝所。参考掲載です。

お台場から、そのまま「ゆりかもめ」に汐留に。
汐留にも風変わりな神社があった。


「ズームイン!!汐留神社」(旧・ごくせん神社)     
<東京都港区東新橋1-6-1 汐留日テレPLAZA2Fマイスタ広場 鎮座>

祭神:不明

平成16年12月27日創建。当時は人気テレビドラマ「ごくせん」とコラボレーションした「ごくせん神社」と呼称。
平成17年3月までの期間限定の神社であったが、
放送終了後に「ごくせん」のヒットにあやかれるように規模を縮小させて「ヒット祈願神社」として存続。
平成17年12月からは「ズームイン!!汐留神社」として規模を拡大し、
日本テレビのタイアップ神社として人気を集め2006年を迎えている。

拝礼の仕方は二礼二拍手、祈願、「ズームイン!!」とのこと。

神社としては新橋の日比谷神社を勧進しており、「新橋日比谷神社汐留分社」と正式に取り扱いがなされている。

神社
ズームイン!!神社
神社
新橋日比谷神社汐留分社とあります
神社
狛ズーミン・・・
神社
日テレ・マイスタ前。汐留駅のすぐ近く

朝のニュース番組をながれでみている。特に放送局はきめていない。
つけたチャンネルのニュース番組をみている。天気予報とおおまかな時事がわかればよいから。
なんとなく日本テレビ系のズームイン!!朝をみていたら、出演者が神社の前にいた。そこには「ズームイン!!神社」と幟が出ていた。
なんか気になったから足を運んでみたら「日本テレビに神社」があった、というわけ。
それも日比谷神社を勧進したという由来を持っており、こちらも真面目に「神社」をしていた。


ズームイン!!神社(ごくせん神社)本源神社
「日比谷神社」(新橋日比谷神社・鯖稲荷)     
<東京都港区新橋鎮座>

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祭神
豊受大神
祓戸四柱大神<瀬織津比売大神・速開都比売大神・気吹戸主大神・速佐須良比売大神>
天津神・国津神

当社は現在の日比谷公園の大塚山というところにもともと鎮座し「日比谷稲荷明神」「旅泊(サバ)稲荷明神」と称されていた。
創建年代は不詳なれど慶長年間には江戸城日比谷御門造営のために東新橋の地に遷座し、明治以降は鉄道線建築のために遷座している。
大正12年の関東大震災の影響で昭和3年に新橋4丁目に遷座。

もともとは「日比谷」の地に鎮座していたために、現在は「新橋」に鎮座しているが、当社は「日比谷神社」と呼称している。
このあたりまで東京湾がせまっていたころはサバ・イワシ・サンマなどが良く獲れ、特に当社は「鯖稲荷明神」として崇敬されてきた。
昔から「虫歯封じ」に霊験があるとされ、虫歯に苦しむ人はサバを断って祈願すると霊験があるとされ、
虫歯の痛みがなおったのちにサバを奉納するのが習わしであったという。

平成21年に都市道路計画(環状2号線)の建設により新社殿を現在地の東新橋2丁目に遷座している。

神社 神社
神社 日比谷神社
ちょっと窮屈。

せっかくだから「日比谷神社」に行っておこうと思う。手元に地図はないけれども、ケータイの地図で頑張って所在を確認。
日テレの神社の本源たる「日比谷神社」は日比谷ではなくて新橋に鎮座。場所さえわかっていれば徒歩5分のみちのり。
私は場所がわからなかたので15分ぐらい歩いていたりした。
全国でも珍しい「虫歯封じ」の神社。鯖稲荷と呼称される神社。境内は狭いが、よくまとめられた良い気配の神社であった。


「烏森神社」     
<東京都港区新橋鎮座>

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祭神:倉稲魂命・天鈿女命・瓊瓊杵尊

平安期の天慶三年(940)に平将門が反乱を起こしたさいに藤原秀郷が当社に戦勝を祈願したとも、当社を勧進したとも伝わっている古社。藤原秀郷が武蔵のとある稲荷で戦勝祈願を行ったところ、白狐が秀郷に白矢を与えた。その矢でもって反乱を治めた秀郷は御礼に一社を勧請しようとしたところ、夢に白狐があらわれて神烏の群がるところが霊地だとつげた。そこでこの地までやってきたところ、烏が杜に群がっており社殿を造営したのが「烏森稲荷」の起源であるとされる。

現在の社殿は昭和46年に竣工。

神社
新橋らしい飮屋の参道
神社
風変わりな鳥居ですね
神社
正面
神社
社殿も斬新です
神社 拝殿の上には社紋がありました

新橋の町をあるいていれば飲屋街が多い。その繁華街の中の路地に放り込まれると、神社にいきつく。新橋らしい面白さがある。
せっっかうだから寄り道してみた烏森神社は、斬新すぎる「鳥居」と近代的な神社が特徴的。
この社殿を昭和46年に建立しているのだから、その進歩的な発想にある意味で関心してしまう。
年との調和を目指し、神社の概念を「都市化させた」神社。形態のひとつとして、非常に興味深い神社であった。

今回はちょっと風変わりな神社を参拝。
フジテレビ近くの「アクアシティお台場神社」
日本テレビのタイアップ神社
なかなか面白い神社が、どこまで「神社」として通用しているのか。
神社史の中で、刻んでおきたい「一時代」がここにあるのかもしれない。

参考
各神社由緒書き案内看板

 
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