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「新橋駅周辺の神社散歩」

<平成22年5月参拝記載>

  「烏森神社」「塩竃神社」「日比谷神社



ちょっとした時間ができた。約1時間ほどの持ち時間。
新橋駅周辺の神社を参拝。とりあえずは烏森神社のご朱印が欲しかったのだ。



「烏森神社」 (東京都港区新橋鎮座)

前回掲載ページ

祭神:倉稲魂命・天鈿女命・瓊瓊杵尊

平安期の天慶三年(940)に平将門が反乱を起こしたさいに藤原秀郷が当社に戦勝を祈願したとも、当社を勧進したとも伝わっている古社。
藤原秀郷が武蔵のとある稲荷で戦勝祈願を行ったところ、白狐が秀郷に白矢を与えた。
その矢でもって反乱を治めた秀郷は御礼に一社を勧請しようとしたところ、夢に白狐があらわれて神烏の群がるところが霊地だとつげた。
そこでこの地までやってきたところ、烏が杜に群がっており社殿を造営したのが「烏森稲荷」の起源であるとされる。

現在の社殿は昭和46年に竣工。

烏森神社公式サイト http://plaza.rakuten.co.jp/karasumorijinja/


面白い形の鳥居

烏森神社

烏森神社

烏森神社

烏森神社 ご朱印

ご朱印をいただくと一緒に「御守」も頂戴できます

ここに訪れたのは2回目。新橋駅烏森口から歩いて約5分。
新橋らしい歓楽街の真っ只中に鎮座。その佇まいは前回訪れたときとそんなに変わっていなかった。
昭和46年(1971)建立の社殿は、40年近くたっても斬新なまま都市部で融合していた。神社の概念が都市化した形態は、充分に興味深い。都市部の中にあっても、どうしてだろうか。この境内の中にいると落ち着けるものがあった。



「塩竃神社」 (東京都港区新橋鎮座)

御祭神:武甕槌神・経津主神・鹽土老翁神

江戸期には当地に仙台藩伊達家の中屋敷であり塩竃神社の境内であった。
元禄8年(1695)に今の東新橋にあった伊達上屋敷内に第四代藩主・伊達綱村が領国の塩竃神社本社から分霊を迎えて祀ったことにはじまる。
安政3年(1856)に十三代藩主・伊達慶邦によって中屋敷の伊達家邸内社として遷座し安政3年(1856)に庶民にも解放され信仰をあつめていた。
明治期に大名屋敷がなくなったあとも塩竃神社は存続し現在に至る。


社等前の塩釜公園。後ろの森に神社

塩釜神社脇参道

塩釜神社参道

塩釜神社参道。休むビジネスマン。

塩釜神社社殿

塩釜神社社殿

こちらははじめて訪れる神社。烏森口より南西に約500メートル。鬱蒼とした森の中に。仙台伊達藩ゆかりの塩竃神社が鎮座していた。
ちょうどお昼時。近隣のビジネスマンたちが境内や境内前の塩釜公園でお弁当を広げている、そんなオフィス街の憩いの空間でもあった。
なかなか写真が撮りずらい環境。お休み中のビジネスマンに悪いのでそうそうと次を目指す。もっとも私も背広姿なのでビジネスマンの一人でもあるのだが。



「日比谷神社」(新橋日比谷神社・鯖稲荷) (東京都港区東新橋鎮座・村社)

前回掲載ページは遷座前の様子

祭神
豊受大神
祓戸四柱大神<瀬織津比売大神・速開都比売大神・気吹戸主大神・速佐須良比売大神>
天津神・国津神

当社は現在の日比谷公園の大塚山というところにもともと鎮座し「日比谷稲荷明神」「旅泊(サバ)稲荷明神」と称されていた。
創建年代は不詳なれど慶長年間には江戸城日比谷御門造営のために東新橋の地に遷座し、明治以降は鉄道線建築のために遷座している。
大正12年の関東大震災の影響で昭和3年に新橋4丁目に遷座。

もともとは「日比谷」の地に鎮座していたために、現在は「新橋」に鎮座しているが、当社は「日比谷神社」と呼称している。
このあたりまで東京湾がせまっていたころはサバ・イワシ・サンマなどが良く獲れ、特に当社は「鯖稲荷明神」として崇敬されてきた。
昔から「虫歯封じ」に霊験があるとされ、虫歯に苦しむ人はサバを断って祈願すると霊験があるとされ、
虫歯の痛みがなおったのちにサバを奉納するのが習わしであったという。

平成21年に都市道路計画(環状2号線)の建設により新社殿を現在地の東新橋2丁目に遷座している。

公式サイト http://www.hibiyajinja.com/


新鎮座地の日比谷神社

摂社・石造物・狛犬は旧鎮座地より移設

日比谷神社本殿

環状2号線工事現場の向こうに鎮座。

日比谷神社ご朱印。最初に押していただいた「印」が横を向いてしまったとのことで、上の部分が押し直しです。

去年、遷座したばかりの新しい神社。遷座前の様子はこちら。現在地は新橋駅の南側。第一京浜道路とJR線路の間に鎮座している。本殿のすぐ後ろには山手線が走っている。
目の前では周辺は非常ににぎやかなる空間。車が途切れることなく走っている。

摂社と狛犬・社号標・石造物等は旧鎮座から移設されたもの。後方には「新橋のビル」郡。なんともいえず不思議な感覚。真新しいビルに囲まれた社殿は都市部の神社として、新しい形態を感じられる。木々がなくなってしまったのはさびしいところではあるが。

なにぶんにも仕事の途中なので、時間がない。1時間ほどで3社をまわって、私の昼休みは終了。新橋にはあくまで乗り換えに立ち寄っただけなので足はやに乗り換えて次の目的地に向かうこととする。




参考文献等
各神社境内の案内板等

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