イザナミの死後イザナキのみで生まれた神々
伊邪那岐神は「愛するわが妻をとるにたらない子供一人に替えたことが悔しい」と仰せられ
伊邪那美神の枕の辺や足の辺に伏し激しくお哭き遊ばれた
その伊邪那岐神の涙から神がお生まれになる
涙から生まれた神
泣沢女神
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なきさわめのかみ
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・水の神、井戸の神
・畝尾都多本神社(橿原、現哭沢女神社)
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御剣によって生まれた神々(八神)
亡き伊邪那美神を葬った後、
伊邪那岐神は愛妻の死因となった火之迦具土神の首を十拳の剣で切る
その際剣の先についた血がたくさんの磐岩について神々がお生まれになる
石柝神
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いわさくのかみ
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根柝神
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ねさくのかみ
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石筒之男神
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いわつつのをかみ
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・三神ともに岩の神
・加蘇山神社(県社、栃木鹿沼)
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火之迦具土神の首を切った際、御刀の鍔際についた血から生まれた神々
甕速日神
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みかはやびのかみ
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樋速日神
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ひはやびのかみ
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・二神共に火の威力を表現した神々
・剣の威力を称えた神名であるという説もある
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建御雷之男神
(武甕槌神)
(鹿島神)
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たけみかづきのをのかみ
(たけみかづちのかみ)
(かしまのかみ)
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・霊剣の神格化
・雷神ともいう=雷は神鳴り
・国譲りの際や神武天皇東征の際に活躍する神(後述)
・中臣氏(藤原氏)の氏神故に、活躍=政治勢力の反映ともとれる
・鹿島神宮(官大、茨城鹿嶋)・石上神宮(官大、奈良天理)・春日大社(官大、奈良)・枚岡神社(官大、大阪東大阪)その他全国の鹿島神社、春日神社
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剣の柄にあつまった血が、伊邪那岐神の手指の股から洩れ出てきた神々
闇淤加美神
(タカオカミノカミ・漢字出ず)
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くらおかみのかみ
(たかおかみのかみ)
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・雨を司る祈雨祈晴の神
・貴船神社(官大、京都)丹生川上神社上社・下社(官大、奈良吉野)大山阿夫利神社(神奈川)各地の意加美神社(おかみ)
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闇御津羽神
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くらみつはのかみ
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・水を司る神
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火之迦具土神の死体から生まれた神々(八神)
父神伊邪那岐神が火之迦具土神を切った際、
火之迦具土神の死体から神々が生まれた
正鹿山津見神
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まさかやまつみのかみ
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・頭より化成
・険しい山に住む神
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淤縢山津見神
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おどやまつみのかみ
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・胸から化成
・山の中腹に住む神
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奥山津見神
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おくやまつみのかみ
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・腹から化成
・奥山に住む神
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闇山津見神
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くらやまつみのかみ
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・陰部から化成
・谷に住む神
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志芸山津見神
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しぎやまつみのかみ
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・左手から化成
・樹木が繁った山に住む神
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羽山津見神
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はやまつみのかみ
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・右手から化成
・端山に住む神
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原山津見神
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はらやまつみのかみ
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・左足から化成
・山頂が平らな山に住む神
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戸山津見神
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とやまつみのかみ
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・右足から化成
・外山に住む神
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火の神の誕生と死が山と深い関係を持つ
山の神が並べられたのは、剣の鋳造は山の中で行われたという意味ともいう
御刀剣の神格化
天之尾羽張神
(伊都之尾羽張神)
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あめのをはばりのかみ
いつのおはばりのかみ
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・火之迦具土神を切った際の刀剣が神格化した神
・天孫降臨の際、建御雷之男神の父神として登場する
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このあと伊邪那岐神は、死んで黄泉国にいかれた伊邪那美神が忘れられず、
黄泉国へと追って行かれることになる
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