神社紀行〜全国編
神社紀行〜武蔵国編
武蔵国延喜式内社
神社御朱印
記紀神話の神様
神社つれづれ
靖國神社を想ふ
かみちゅ!舞台探訪参詣記
武蔵調布の神社歳時記
下総銚子の神社歳時記
 
掲載社一覧
神社所在地図一覧
掲示板
りんく集
 
Google

WWW を検索
サイト内検索

−表紙に戻る−

谷保天満宮あじさい散歩


平成21年6月再訪 (前回掲載

「谷保天満宮」 <朱印>(府社・東京都国立市谷保鎮座)

祭神:
菅原道真公
菅原道武公

由緒
菅原道真の子である道武の創建という。道真には道武という名の子供は存在していないが、父が太宰府に流され子は武蔵国多摩郡分倍庄栗原郷(谷保)に配流された際に実名を秘して道武と称したとされている。
延喜三年(903)に太宰府にて道真が薨去され、道武は思慕の情から道真の尊容を刻んで天津島(府中市本宿・国立府中インター付近)の地に社を創建したことに始まるという。
天暦元年に京都北野天満宮造営に際して、当社の威霊を奏上され村上天皇の勅によって神殿が造営され官社に列せられたという。
養和元年(1181)に現在地に遷座。
明治18年府社列格。東日本最古の天満宮とされ、関東第一の天満宮と称せられる。
湯島天神・亀戸天神とともに関東三天神という。

本殿は流造。寛永年間の造営(1624−1643)という。拝殿は江戸末期造営とされる。
甲州街道から表参道を降りると本殿拝殿がある。高台に鎮座する神社が多いなかで、下に降りる神社は珍しい。社殿が街道に背を向けているのは、かつての甲州街道が境内の南を通っていたためという。

参考:神社由緒書及び「神社辞典」(東京堂出版)


谷保天満宮 入口

正面参道

社殿は参道よりも低地に鎮座。

社殿と真向かいに神楽殿

水がコンコンと流れる境内

天満の牛

社頭前

拝殿

拝殿と狛犬

拝殿と狛犬

寛永年間の造営という本殿

本殿

アジサイまつりははじまったばっかり

境内裏のアジサイ庭園

本殿を真後ろから

境内には清水があふれており、
アオダイショウやザリガニや沢ガニがいたりする

拝殿前の鶏

拝殿前の鶏

境内の亀や鯉。水の清らかさがわかる


梅園で色づく梅の実


梅園にある喫茶の梅ゼリー(撮影協力は嫁さん)
うしろは梅かき氷を食べる嫁さんのお友達さん
濃厚な梅の風味がとても美味でした
左:タクリー号実物大模型
明治41年8月1日 我が国最初の自動車が初めての「遠乗会」で
日比谷公園から谷保天満宮まで走行した。
このときの主催が有栖川宮威仁親王であった。

それを記念して、
谷保天満宮は「交通安全祈願発祥の神社」と称されている

谷保天満宮にいくのは二回目だった。
一回目は平成16年1月だったから、思えば5年前。そのときは正月明けという事もあって足早に参拝をしており、印象も薄い。今回、再訪してみて前回は見逃していた「鶏」や「梅園」「アジサイ庭園」そして「水の清らかさ」を感じ、非常に悔しい思いをしてしまった。どうして5年前の私はこんな素敵なことを見逃していたのかと。境内に水が流れている事すら知らなかったのはさすがにショックだ。しかしながら、こうして月日を重ね、感性がかわるとあらたな収穫を得る事ができる。それを実感した再訪だった。

もともとこのときは、私たち夫婦と友人夫婦の四人で散歩がてらにちらりとよってみたという状態。そんな中出も私はかなり興奮して写真をとったりとったり鶏を愛でたりと夢中になったりしていたらしい。
それにしても立派な梅園がありそしてアジサイの庭園があり、鶏が境内を闊歩していたり、多くの子供たちがザリガニや沢ガニをとっていたりするこの谷保天満宮は非常に素直に素敵な気配が充実していた。
水の綺麗な神社が大好きな私は、この谷保天満宮をかなり気に入ってしまった。

−表紙に戻る−